SPA＆ごはん ゆるうむ

完璧すぎて言葉が出なかった

いつ：社会人3年目　遅い夏休みの終盤（2024）

最寄：水戸IC

サウナ：ドライ（タワー）88℃、塩70℃、薬草65℃、スチーム52℃

水風呂：10℃、20℃、30℃、24℃、桶水シャワー

アウフグース：イベント、オート、セルフ

休憩：いす18、デッキチェア18

アメニティ：化粧水、乳液、コンソメスープ

その他風呂：炭酸泉、あつ湯

飯：あり

宿泊：リクライニング、宿泊棟

評価

サウナ：SSS

風呂：A

コスパ：A

　実家に帰省したのち、群馬に帰ると言うことで2通りのルートがあったが、北関東自動車道と常磐自動車道のうち後者で帰ることにした。その道中でいいサウナがあったら途中で降りて入ろう、なんなら泊まろうという魂胆でもあった。

　結局、水戸で降りることにした。行き先は「ゆるうむ」。なんだかゆるい感じの店名に「お風呂cafe」のような悪い予感を覚えた（公開ラブホ的な）が、その予想はものの見事に外れることとなった。

　店に入って驚いたことのひとつに、醸造所があるということがある。不幸にも泊まる覚悟があったのにその日は営業停止しており飲めなかったが、まさか施設内に大きな樽があるとは思ってもいなかったので圧倒された。

　本題に入る。脱衣所にはなぜかコンソメスープが置いてあった。そうか、これがゆるうむ式水分補給なのかと気付いたが、あれがなければ死んでしまうのではないかと思ってしまうくらい熱いサウナが待っていると言うことをこの時はまだ知らなかった。

　体を洗った後、いざサウナへ。サウナが4つもあると言うことと、メインサウナのオートロウリュ時間まで時間があると言うことでまずは塩サウナに行った。ここでは、普通に塩を体に塗りたくるほか、セルフロウリュもできるのだからありがたい。本来塩サウナは低温で発汗しようと言うのがコンセプトだが、ほとんどの施設は低温すぎて物足りない（普通の高温サウナに塩を置いてそれらしく見せている上野寿湯を除く）。しかし、ここは本来の低温を実現しながらもセルフロウリュで短時間に熱さを享受できる仕組みにしているので、この1つ目だけでこの施設何かが違う！と感じた。

　2つ目はスチームサウナに行った。これに着いても、普通のよくあるサウナは最初こそ蒸気で熱っ！となるものの入っていれば熱い空気が上にいくだけで下にいる我々はぬるくて仕方ないと言うのが通常である。しかしここはなぜか下にいても熱い。おそらく薬草混じりの蒸気のため熱いと言うよりヒリヒリしているのである。この原理はしきじの漢方サウナやアダムアンドイブの薬草スチームサウナと同じであり、発汗を促進するためかなり熱い。この施設、何かが違う・・・

　3つ目はハーブ瞑想サウナに行った。これは暖炉の映像とともにサウナストーブが置いてあり、もちろんセルフロウリュは可能であるがそこまで温度は高くならない。だが室内はものすごく静かなためじんわりと汗ばむ中自分のことに集中できる。「この施設、何かが違う・・・」と。

　そしてラストはメインサウナに入った。利用者が入るときに入り口にあるサンダルを履いていてなんだろうと思いながらも履いてみたが、その理由を知るまでにそう時間は掛からなかった。クソ熱いのである。最上段から入る半地下タイプのサウナだが、最下段ですら熱いのに最上段はとてもじゃないが素足で歩くのが困難なくらいには激熱である。さらに頭がおかしいのは、最上段のベンチの上にさらにおひとり様用の椅子が置いてあるのだから驚愕である。オートロウリュ時に座ってみたが、おそらく耳を火傷した。個人的に好きな場所は、入って右側にある足を伸ばせるコーナーである。文章で表現するのは難しいため店舗のサイトを確認して欲しいが、あれは画期的である。この施設、ヤバい・・・

　水風呂はメインサウナ前にある冷水風呂にまず入った。クソ冷たい。しかしメインサウナが暑すぎたためかめちゃくちゃ気持ちいい。この時は他の水風呂に目もくれず外気浴コーナーへ向かった。他の水風呂は中にある2つのぬるい系と外にある何度かよくわからない歩行浴系の3つ。中にあるものは椅子が浮かんでおり、傾けるとちょうどいい角度で止まってくれるため最高に気持ちいい。時間が溶けてしまう。また外にあるものは懸垂バーのようなものとそれにホースが付いており、歩きながら頭に水を当てることができる。また、水風呂ではないがスチームサウナの横に桶シャワーもある。爽快感があるため何度でもやってしまう。

　露天エリアの大半を占めるのが休憩ゾーンである。ノーマルいす、インフィニティ、デッキチェア、コット、寝転びスペース（畳）などありとあらゆるグッズを備えており迷うことがない。美味しいものを全部集めたコースりょう