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巣鴨湯

  • 執筆者の写真: sendai1st69
    sendai1st69
  • 7月21日
  • 読了時間: 3分
「床は滑りやすい」という常識を変えてしまった銭湯界の革命児
「床は滑りやすい」という常識を変えてしまった銭湯界の革命児

いつ:社会人2年目 東京ドームで楽天戦(対讀賣)観戦後(2023)


最寄:庚申塚駅


サウナ:ドライ100℃


アウフグース:オート


水風呂:14℃、30℃


休憩:いす4、デッキチェア4


アメニティ:タオル


その他風呂:日替わり半露天風呂


飯:ご当地ラムネ


宿泊:なし


評価

サウナ:S

風呂:A

コスパ:A


 懲りずにリノベーションサウナに来てしまった。しかも人がいっぱい過ぎて待合室で待つはめになってしまった。やはりこの施設もダメか・・・と思っていたが、そんなことはなかった。

 広い脱衣所を通り浴室に入った途端目を疑った。浴室の床が前面畳なのである。もちろんビニール製のものではあるが、滑りにくさ、柔らかさ、新鮮さ、掃除のしやすさ、どれを取っても完璧である。「日本人よ目に焼き付けよ、これが近代銭湯の結晶だ(※)」と言わんばかりの設備である。こんなことされたら浴槽もサウナも水風呂にさえ集中できないため、気を取り直して洗体を始めた。ちなみに、洗体時はふろいすを使うものだが、畳に直接座って洗うのも全然あり。

 サウナに関しては、狭いスペースに3段まであり寒暖差に対するこだわりを感じられる。しかし、すごいのはここからで、何とヒーターの上に木製の手桶が3段積み重なっている状態になっているのである。そこに20分かけて水をためていき、ライトが点灯したかと思えば途切れることなく水が落ちていく仕組みとなっている。1時間に1回、もしくはオートロウリュがそもそもない銭湯が多い中でこの回数はありがたい。いつ行っても熱さを享受できる。正直銭湯サウナとは思えないほどクソ熱く、3段目の壁にボナサームがあると同時に3段目最奥に入り組んだ場所があり、そこに熱気が滞留してしまうため言葉にできないほど熱くなる。最奥→2段目→最下段と渡り歩き、私の体は完全に仕上がっていた。

 水風呂は14℃にまず入ったが、銭湯とは思えないほどキンキンで、かつ冷たすぎない絶妙な水温のためずっと入っていられた。そして何と言っても特筆すべきは隣の30℃水風呂であろう。この水温は水風呂と呼んでいいのかはわからないが、永遠に入っていられそうな気がして、気が付いたら昇天していた。

 そのまま半分内、半分外の露天風呂を尻目に外気浴スペースに行き、外気浴したならば私の脳は完全に別世界に行っていた。リノベーションサウナをナメていた私に天罰が下ったのである。

 風呂上り後にも驚いた。なんと全身ドライヤーなるものがあった。乾き性能自体はそこまで高くないが、そのアイデアに感動した。「令和の銭湯はここまで進化しているのか」と。

 私のこれまでのサウナ史の中では比較的小さな驚き押した部類に入るが、様々な工夫と使いやすさを評価して、2023年度のサウナオブザイヤーとする。



(※ 2005年菊花賞 ディープインパクト三冠達成の瞬間に馬場アナが叫んだセリフ「世界のホースマンよ見てくれ、これが日本近代競馬の結晶だ!ディープインパクト!」からとったもの)

コメント


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プロフィール

​生年:1998年

出身:宮城県

現住所:群馬県

職業:非公開

最終学歴:大卒

趣味:温浴施設めぐり、公営競技、筋トレ、大食い

特技:剣道(五段)、書道(師範)

卒論テーマ:中東グローバル・テロリズム

​ホームサウナ:毎日サウナ(群馬県前橋市)

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